ホーム>スタッフブログ>その他諸々・日々雑感>共和国、ゼロポイントを失う!
その他諸々・日々雑感

共和国、ゼロポイントを失う!

2019417194332.jpg1000年に迫る歴史的建造物が焼失したことは非常に残念。心より、お見舞い申し上げます。人的被害がなかったことは何よりに思います。

この火災により、「フランス共和国はゼロポイントを失った」。

ゼロポイントすなわちすべての「起点」のこと。俗に「パリから西に~Km」といった場合、それはここノートルダム寺院を起点にしている。日本でいえば、お江戸日本橋。

さて15日の月曜日、午後7時少し前に発生したこの事案については既に内外のメディアがその詳細を報じているので省くが、その中でたった一つだけ気になる報道があった。

それは現場に駆け付けた一人のフランス人、ジェロームさん(37)の言葉だ。彼はこう言った。「なぜ火災が起きたかを知る必要がある。世界であらゆることが起きている中で、なぜノートルダムなのか? 天からのメッセージなのかもしれない」と。

まったく同感である。物事に偶然はない。我々が偶然と考える全てにおいて、偶然はない。すべての本質は必然の具現化であり、偶然とは、単に我々が「そうであってほしい」と願う幻想にすぎない。

第一義的、そして表層的には讃美歌を歌い祈り涙することは、表現のいち発露としてあり得るだろう。しかし、ある事象を前に、その形而上に隠されたメッセージに思いを馳せられるかどうかが核心。これこそが真の信仰であり個々人が求めるべき真の宗教、さらにその上層にある哲学かと思う。

ページ上部へ