ヴァランセ・ドゥ・ラーンドゥル・ハーフ(約125g)

1998年7月、36番目のA.O.P. を認められたヴァランセは、ロワール川の支流アンドル川流域で作られるピラミッド・トロンケ形(ピラミッドの先端部が無いの意)の山羊チーズです。
もともとこのチーズはピラミッド形をしていたのですが、エジプト遠征に失敗したナポレオン・ボナパルトが、怒りのあまりチーズの頭部を切り落として依頼この形になったという俗説もありますが、あまり根拠のないもので、この話はおもしろい話が大好きなフランス人が、食事の時の格好の話題として広めていったという説が有力です。
若いものはしっとりとした爽やかな酸味がありクリーミーです。熟成が進むと表面が灰色になり、山羊のコクと香りが増します。旬は春から晩秋。飲み物はサンセールやソーヴィ二ョン・ブランなど如何でしょうか。